65 新年を迎えて
2026年が始まりました。
今年はどんな年を迎えたいですか。どのような目標がありますか。
僕はいつも新年になると考えますが、1、2か月経つと考えを忘れてしまいます。
しかし、自分に言い聞かせ目標を作るのは好きなので今年も考えてみます。
まず、今年の干支(えと)は「午(うま)」、しかも「丙午(ひのえうま)」に当たります。
この年は、情熱や変化を象徴する年とされ、60年周期の干支の中で43番目に位置し「情熱的で強い意志を持ちながらも、激しさや変化を伴う」といった意味合いを持つ年とされています。
火の要素を二重に持つことから、情熱や強さを象徴するとされます。
太陽のような明るさ、情熱、決断力を象徴し、生命の力強い成長段階を表します。また、物事を外に大きく広げていく性質があり、リーダーシップやエネルギーを意味する重要な干支です。
このような今年の干支の意味の中で印象に残るのは“情熱”とういう言葉です。
情熱は人生や仕事において重要な原動力となる感情です。多くの人が“情熱”を持つことの大切さを語りますが、本当の情熱の意味とその感情が人生にどうもたらすかを、今年の干支の意味にかけて考えてみました。
“情熱”は強い興味や愛情、熱意として理解されます。
例えば、仕事や趣味、目標に向けて全力で取り組む姿勢や、その際に湧き上がる高揚した感情を示します。
つまり情熱とは、何かに強く心が動かされている状態を指します。
例えば、好きなことをしているとき、夢を追いかけているときには、自然と情熱が湧いてくることがあります。この情熱は、人を前向きにし、困難に立ち向かう力を与えてくれます。
情熱を持つことで、自身の目標や夢に一歩ずつ近づくことができます。情熱は、仕事や勉強だけでなく、趣味や友達との関係にも大切な要素です。
情熱があると、辛いことも楽しく、挑戦を乗り越えるためのエネルギーになります。逆に、情熱がなくなると、何事にも無関心になり目標を見失うこともあります。だから、自分の情熱を見つけ、育てることは非常に大切です。
その“情熱”は実は色々な要素から生まれます。
まずは熱意です。私自身でいうとやはり仕事のへの熱意になると思います。
仕事もただ漠然と仕事を行う、なんだかこなしているという気持ちでは“情熱”ややる気は生まれません。全力で取り組むことが重要であると思います。たとえ、最初はその仕事に意味や役割を感じなくても、物事に対して強い意志や興味を持って取り組む熱意が重要です。熱意が情熱に近い意味を持つと思います。
次に、心に抱く希望や目標の夢を持つことも情熱を引き起こしてくれます。
昔、自動車メーカーのホンダ技研のCMで夢についての語った僕の好きなCMがあります。タイトルは“負けるもんか、昨日までの自分を超えろ、昨日までのHONDAを超えろ”というものでこのCMを見ると、夢は“情熱”の第一歩になるということを実感します(You tubeでぜひぜひみてください)。
今でも、気持ちがふさぎそうになるときは必ず何度もみて、自分を奮い立たせます。
さらに深い愛情や献身的な思いも“情熱”につながることもあります。これは、自身の医療の原動力にもなっています。
必ず治るという思いが“情熱”につながることで私自身が医師としての仕事ができていると考えています。また、愛情や自分が好きな趣味、恋愛からも“情熱”は当然生まれます。さらに、新しい事へのチャレンジも“情熱”につながります。
新しい事は必ずどこかで行き詰ります。しかし、それを自分なりに克服しようと“情熱”を持って専念することで、インスピレーションが創造され解決のアイデアが生まれて必ず終着点がやってきます。その後、目標を達成できた時は満足感や喜びが心いっぱいに得られます。
“情熱”や熱意がなく解決されたことにはこのような感情は生まれることはないと思います。
そして、最後に最も重要なことですが、献身さが大切です。
特定の目的のみならず人に対して尽くすこと、“情熱”を持って献身することで人とのより良い関係や結果が生まれると思います。つまり、人の心の内に秘めた感情、すなわち熱意、夢、希望、愛、チャレンジ、インスピレーション、創造性、献身などの気持ちがそれを高めることで“情熱”を持つことにつながりより良い人生観を持つことができるのではと思います。
時には、“情熱”は挫折や壁を乗り越える支えになることもあります。
“情熱”は内発的なもの、自身の気持ち一つで爆発するので、自分が何に情熱を感じるのか、じっくり考えてみることをお勧めします。
たかが“情熱”なんてと思う人もいるかもしれません。ただどんな時代でも人の情熱は人生や仕事の質を高める大切な感情であり、モチベーションや周囲への影響力を強める原動力です。
自身により充実した毎日が送れるように、小さなことでも“情熱”を捧げ、思いを強く持ち、今年一年を始めたいと思います。
令和8年1月:いしづかクリニック
院長 石塚 俊二
